2022/5/3 岩手県宮古市田老の高級旅館、渚亭たろう庵さんで一泊しました!
景勝地 山王岩の前にある海辺のお宿で、広くてプライベート感もある、別荘のような心地の静かにゆったり過ごせるお宿でした。
岩手の海岸線沿いでの宿泊を探していて数年前から気になっていたのですが、なにせリッチなのでなかなか手が届きませんでした。
「サンドのお風呂いただきます」で紹介され、震災後、親子でがんばって切り盛りされている様子を拝見して「ぜひ応援したい」と思い、じゃらんからポチッと予約をしました。
道の駅たろうの横を入り、山王岩を目指して上り坂をくぐっーと登るとたろう庵さんが見えてきます。車じゃないと登るの大変。
駐車場はお宿の前に2箇所ありましたが、17時に到着したらすでにほぼ埋まってました。
なんとか駐車。
駐車に苦戦してたところ、スタッフの方がお出迎えしてくれました。
エントランスに入り、フロントでチェックイン。
フロントの横に、見た番組のポスターが!これこれ!
暖炉が灯ってました(写真は朝の様子なので、火はありません)
コンパクトだけど、おしゃれで温かみのある落ち着いたロビーです。
ロビーで色浴衣と、足袋ソックス、巾着を選んでお部屋へ。
今回は別棟のじろうのお部屋。
上階は貸切風呂なので、客室としては最上階です。
リビングがあり。
テレビ、コーヒーサーバもあり。
ベッドルームは別区画。
広々、落ち着きもあり、窓も大きくて開放的なお部屋♪
ひろーいので、ヨガマット引いて、景色見ながらヨガしました。とっても気持ちよく呼吸と身体を伸ばせた〜!
バスルームと洗面所。
内湯はジェットバス、ミストサウナなどもあり、外の露天にも続きます。
お部屋にお風呂2種類!
温泉ではありませんが、十分にあったまり、楽しめます。
アメニティもバッチリ揃ってます。
バスタオルも複数置いてあるのがありがたい〜。
滞在中に何度もお風呂を楽しめます。
デッキには露天風呂もあり、テーブルや椅子もあります。
ここでもヨガできそうだけど、外は寒いので今回は室内で。
山王岩方面を眺めてゆったり過ごせます。
静かだし、鳥のさえずりも聴こえて、別荘ってこんな感じなのかな?!と思うくらいに、景色も良くて素敵な空間です。
反対側からは田老の街が見えます。
港には高い堤防があります。
一通りお部屋を見学して、貸切風呂へ。
チェックイン時に予約します。
内湯はサンドイッチマンさんが番組で入ったお風呂。
露天もありますが、内湯につかってきました。
サンドイッチマンさんが入った時より広いお風呂に感じた〜。サンドさん、大きいからなぁ。
夕食は18:30開始。個室のお食事処です。
完全個室なので、プライベート感と安心感。
食前酒は梅酒。
あやめのお花の絵がテーブルを彩ります。
フレンチシェフの、地元食材を使った和食とフレンチの融合。
浴衣とすっぴんでフレンチを楽しめる気楽さも寛ぎ度を高め、かなり良い!
お料理がテーブルにやってくると、説明もひとつひとつ丁寧にされます。
宮古沖魚介のサラダ仕立て
プレートがあざやかで気分上がります!
赤と緑の鮮やかなソースはワカメと赤かぶだったかな。ビネガーベースでさっぱりと。
お魚も軽くスモークされていたり、風味もさまざまに楽しめます。
まろやかな味わいの日本酒とともにいただきます!
龍泉の八重桜
岩泉短角牛のコンソメスープ
優しく身体に染み込む〜。
宮古沖魚介盛り
ホタテ、クロソイ、アイナメ、タナゴ、宮古産トラウトサーモン、洋野産ウニ!!
ウニは新鮮割りたてなので、少し動いてました。何もつけずにスプーンでいただきまーす。
さっぱりと、だけど、ウニの濃厚な味わい、磯風味、普段はなかなか味わえないよ〜。
お魚は白身中心。山田のしょうゆでいただくのですが、甘めのお醤油でこれまた好み!
九州方面は甘めの醤油でお刺身食べたりしてましたが、東北もあるとは初めて知りました。
白身のお刺身との相性が良いそうです。
山田の醤油はお魚の絵がパッケージになってて、地元の道の駅やツルハドラッグにも売っていると教えてもらったので、旅の途中にゲットしました。
お次はお肉。
赤ワインで楽しもう。
岩手のくずまきワインの澤登。
辛口だけどフルーティーでベリー風味をよく感じられます。渋みはほどよく、ワイン初心者も飲みやすい。
くずまきワインは甘めのナドーレが美味しくて好き。いつかワイナリーも訪れたい。
岩泉短角牛フィレのグリル 山ぶどう赤ワインソース
お肉柔らかくてさっぱりと美味しい!
ちゃんと赤みの濃厚さも感じられるけど、脂っこくない。
岩泉短角牛がどんなところで育っているかの説明資料もテーブルにありました。
お肉のテロワールを感じます。
〆は和食!
宮古沖吉次のロースト
シラスとしめじの炊き込みご飯
田老産メカブと椎茸のお吸い物
定食風になっていていい感じ。
田老の海の幸についても説明資料がテーブルにありました。
そこには、吉次(キンキ)と書かれていて、
うんうん、キンキね。金目鯛だよね。
なんて思ってたら、キンキはノットイコール、金目鯛だった!
大変勉強になった。
吉次くんもおいしくいただきました。
そして、炊き込みご飯は大葉のかおりが爽やかで美味しい。シラスの風味もばっちり。
なんといってもお吸い物!
プロの味はお出汁がほんとうに美味しい。
岩手は、昆布もワカメも採れるエリアで、南に行くと昆布はないし、北に行くとワカメが無いそう。
海藻大好き。岩手ステキ。
いい感じのボリュームで心地いい感じのお腹具合です。
デザートプレート!
特に記念日とかではないのですが、素敵なメッセージで感動☆
お料理やお酒の丁寧な説明や、何気ない会話、おもてなしをしていただき嬉しかったです。
震災後、再建して親子で切り盛りされてるところをテレビで拝見して、「応援したい」という気持ちで宿泊しました。
すてきなサービスを受けて、心地よい旅館で、感化されました。
「私もがんばろ!」と。
背筋が伸びる気持ちになりました。
この日はシュッとした赤く染まった三日月。
夜も静かで心地よい風。
ここちよいベッドでぐっすり眠れました。
朝4:30頃。
曇りがちで日の出はちょっと見られず。
向こうのほうが微かに赤いかな〜。
新しい一日。
震災の日もこうやって穏やかに一日が始まったのかもしれない。
穏やかな日々が続くことをそっと願い…
お部屋が広いのでヨガラグを引いて、モーニングヨガをして、お部屋の露天風呂で少し温まり。
朝ごはんまで時間があったので、少しお散歩。
景勝地の山王岩のエリアがほんと目の前で、お宿からのんびりお散歩できて観光できるなんて、最高な気分。
山桜が咲いてます。
街と山々の方面は夕陽を拝める。ちょっとした展望台になってます。
明るくなってきた。
山王岩周辺の案内図
駐車場も30台くらい止められそうな、お手洗いもある観光しやすいエリア。
夕方も早朝もぽちぽち人が訪れてました。
公園から見えるたろう庵さん
海沿いの散歩、心地よい
山王岩、見えてきたー!
左から女岩、男岩、太鼓岩。
もう少し近くで、麓で見られるエリアがあるよう。
てくてくゆっくり10分くらい降ります。
アジサイ?かな?
海に近くなってきた。
展望スペースその2
男岩のお肌アップ。
もうちょっと下れるところがあったのでいってみます。
麓に到着。
ゴツゴツの岩の海岸。
じっくり写真を撮っている人もいる。
リアス式の風景を楽しめました。
登ってお宿に戻りましょ。
すみれのお花かな。
遊歩道は整備されてて普通のスニーカーで問題ありませんでした。
遊歩道でさまざまな可憐なお花を愛でて。
カタクリかな?!
お宿に到着。
チューリップも芝桜もあって、GWの東北は花三昧。
さてー!ごはん!
お米がおいしいと和食はテンションさらに上がる!ひとめぼれのお米♪
ミズダコとわかめのしゃぶしゃぶ。
美味しいだし巻きと、岩手二戸産 佐助豚ソーセージとベーコン
昆布のサラダ
イクラがですね〜。これまた濃厚で美味しいんです。イクラご飯が卵かけご飯のような黄身感を強く味わえたのは初めてです。
新鮮な地元の食材で、身体にも優しい気持ちになりました。
夜ご飯と同じ個室でしたが、ふむふむ、お庭はこのようになってたのね。
サクラとチューリップを眺めながらのご飯。
名残惜しいけど、この日も観光盛りだくさんだから、9時頃出発。
ここまできた甲斐があった!と間違いなく思えるお宿です。大切な人とゆったり過ごしたいときにもおすすめな感じ。
また訪れて、みなさんにお会いできるといいな。