2024/5/5 降りそそぐ光がゆりあげの街を照らし、花を咲かせる。
アパホテル仙台駅五橋を7時過ぎにチェックアウトし、車で20分ほど海に向かって走る。
お目当ては、おいしい朝ごはん。
ゆりあげ港朝市!
たくさんのお店が並んでいるし、8時頃はすでに駐車場も埋まりはじめている!
たくさんのお客さん!
お野菜も海産物も、おいしそうなおかずもたくさん。
迷います。何を朝ごはんに食べよう。
干物こそ、日本の港っぽくて良いね~
青空の下、浜焼きも良いな~
なんだかんだ迷って・・・
閖上といえば「赤貝」
旬ではないかもしれないけど、やはり赤貝の路線は捨てられなかった。
いくつか海鮮丼やさんが並んでいますが、「閖上赤貝」と明記した商品はこの「千屋」さんのみでした。
3500円、他のどんぶりよりもリッチだ。
赤貝食べないと後悔しそう。そして、何枚入っているのかを気にするのが小物感満載だったので、もう赤貝一択!
よくよく考えたら10枚以上の赤貝がのっかっていて3500円はすごくお得じゃない?!
コリコリ食感、フルーティーだけど磯も感じられる味わい。
思い切ってよかった。自分、グッチョイス。
家族は釜揚げシラス丼。北限のシラスらしい!
市場の隣に、津波復興祈念資料館「閖上の記憶」をおじゃまします。
資料もありますが、主には地域のみなさんが集まる場所、つながる場所。
10分ほどの映像の上映を見て、お話しを伺いました。
地域によって震災時の状況はさまざまで、ひとくくりにしてはいけないなと感じました。
名取にお住まいのお母さんから「かわまちてらすには行ってきた?とてもきれいなところよ。行ってみてね。」と教えて頂きました。
予定に入っていなかったけど、笑顔でおすすめしてもらったので近くだしこのあと行ってみよう。
市場に戻って、蔵王きゅうりの浅漬け。みずみずしくておいしい!
少し周辺をお散歩。
市場の隣は芝がきれいな公園があります。名取市震災メモリアル公園。
こちらは慰霊碑で、津波と同じ高さのモニュメント。
首をぐいっと上げて見上げる高さで想像を超えている。
かつてたくさんの方が生活していたこの場所に、光が降り注ぎ、小さなお花がたくさん咲いている。
日和山。神社があります。
日和山の上の松の木。
閖上の記憶で解説してくださったお母さんが、この松の木のことを話してくれた。
木の幹の真ん中やや右よりにある傷。
これは震災のときに津波で流されて物が刺さった跡とのこと。見上げる高さです。
公園を海に向かって歩いていくと、クラフトビールやさんを発見。
醸造所と書いてある。ここで作ってるんだ!
せっかくだからお店に入ってみると、笑顔が素敵なかわいいスタッフさんが迎えてくれました。
「ビールを飲むとアイディアが湧いてくる?!」
集中力が欠けてしまいますが、細かいことに心配しなくなります。
脳内の「集中する」というタスクの部分にスペースが空くので、リラックスできクリエイティブに考えらえるようになります。
すごい分かるわ~。
私もちょっと飲んだ方が明るく人とお話しできる。
工場を窓越しに覗くと大きくぴかぴかのタンク。ベルギーの製法だそうです。
祝日だから工場はお休みかな。
ビールセットとリンゴエールを買いました。
もともとは亘理町で製造していたが被災し、花巻で仮工場で開業し、宮城の地に戻ってきたそうです。
朝市に戻りました。
競りが始まっています!一般の方も参加できるとのことでうちわがありました。
ネギを買いそびれたので参加したかったけど、ちょっと出遅れた~。
車ですぐ、名取市震災復興伝承館にやってきました。
展示エリアはコンパクトですが、資料充実していました。
名取市は地震の影響で防災アラートが壊れてしまったそうです。これについての対策を展示で主に説明がされていました。
先ほどとても楽しくおいしく過ごしたゆりあげ朝市の代表理事さんのお言葉。
「世界中から支援を受けた。もしダメでも前を向いて倒れようと皆で誓った」
響きました。試練と苦難の中でも「もしダメでも前を向いて」という言葉にゆりあげのみなさんの強さを感じました。
ついつい日々無事に過ごせるありがたさを忘れて後ろ向きに考えてしまうけど、前を向くことを思い出したい。
水圧体感ドア。
片手では全く開きません。両手でふんばってやっと開く。
30センチでこんなに圧力かかるのか。。
こちらの体験も強く体感できて良いです。
水深30センチの中を歩む体験。足首がもげそうに重い。
かわまちテラス周辺は駐車できなさそうなので、このままこちらの駐車場に止めさせてもらって、堤防沿いを歩きます。
渡し舟があるー!乗りたい~
かわいい乗り物がやってきた!
無料でかわまちてらすまで乗せてくれます。
初めて乗ったけど、普通に車。乗りごごちよかった。
かわまちてらすに到着~!お昼時だからにぎわっている!
渡し舟は500円で定期運航。
ちょうどすぐに乗れました♪
風が心地よい~
BGMは閖上の音頭のよう。
カモメ?ウミネコ?がたくさん。ちょうど潮が引いているようで、島があらわれていて、羽を休める鳥たちがたくさん。
海のほうには出ないコースだけど、橋の下をくぐったりと15分程度のお手軽な遊覧。
かわまちてらす、なんかおしゃれだな~。
SAPの大会も開催している。
帰り道はかっぱえびせんタイム!
船頭さんがかっぱえびせんを分けてくれて、鳥たちと戯れる。
楽しかった~。到着。
少しお昼につまめるものあるかな~と探すと、セリ鍋発見。
旬は過ぎてしまって根っこ付きではないようだけど、本場のセリ鍋は気になる。
鳥とお醤油の出汁がこれまたうまい!セリの香りも春を感じられて良い。
おむすびもおいしかった。お米おいしいは正義。
佐々木酒造さんで紫黒米あまざけ豆乳ラテのきなこトッピングをいただきます。
きなこの香ばしさとあまざけ豆乳のやさしさが体に嬉しい。
純米大吟醸「浪音」もお土産に購入。飲み口が甘くて、後味すっきりで私好みで一気に飲んじゃいました。
スタッフさんが笑顔で案内してくれたのが素敵でした。
公園がある!楽天イーグルスプレゼンツなんだ。立派な良い公園だな。
市場もかわまちてらすも良かった。
活気を感じられて、とてもすがすがしい気持ちだった。
震災伝承館で学びながらも、名取・ゆりあげの元気なところを体感できた。
これまでの復興支援旅では無かった感覚だった。
地元の人が紹介したくなるような素敵なエリア。今この瞬間も応援したい。
今夜のお宿は秋保温泉!
贅沢に「佐勘」さんに泊まる予定です。
チェックインと同時にお宿で過ごしたいので、気持ち早めに秋保入り。
しかし、仙台市内からわずか30分ほどで到着してしまうので、とてもアクセス良いですね!
まずはワイン好きの私、秋保ワイナリーさんに登場。
様々な品種のぶどうを育てている!すごい!
家族が運転してくれるそうなのでお言葉に甘えて、2杯飲みました。
ブドウジュースも濃厚でおいしかったとのこと!
白ワインのグラスにブドウ畑が映っているのです!ステキー!
そしてこのプレミアムポッキーがうまし。
ワイングラスに光が差し、指輪みたいに輝ける薬指。
赤ワインでもやってみる。
わぁ!おのくんだ!
しかも珍しい体型のおのくんばかり。
宮城県の至るスポット、おのくんけっこういます!
車でお留守番させちゃったけど、マイおのくん抱えて宮城県内観光必須だ!
ワイン工場も窓越しに見学可能。
そういえば、本日は、ゆりあげでビールと日本酒をすでに買っていて、秋保ワイナリーさんでもワイン買いました。
お酒祭りになっている。
秋保ワイナリーさんのふもとエリアに駐車場があったので、そちらに止めさせてもらって、5分ほど歩く。
らいらいきょうに到着!秋保温泉の名物渓谷。
階段を下っていきます。
おお、なんかがけっぷち感が迫力ある。
らいらいきょうに到着!
新緑が気持ちよくて山バカンスもいいなー。
らいらいきょうは恋人の聖地にもなっているそうです。
それがこのハート岩。橋の上からのぞき込むと分かりやすい。
かわいいお花を見つけたりしながら駐車場に戻る。
佐勘さんのチェックイン、もう少しで始まるぞ~。宿泊ログは別記事にて♪